尋常性白斑の症状
境界明瞭な色素脱失性白斑で、周囲に色素増強を示すことが多く、形は円形・楕円形・帯状など様々。大きさも大小あり、しばし融合する。患部の毛髪が白髪化することもある。
特に自覚症状はなし。
罹患率
罹患率は、日本人で1.5%程度、アメリカで1~2%、世界平均で0.5~1%程度だと言われている。尋常性白斑は、マイケル・ジャクソンさん、ウィニー・ハーロウさん、森光子さんなどが罹患していた疾患として有名です。
分類
大きく2つに分けることができる
①汎発型
発生部位は様々で神経と関係なく生じるもので、尋常性白斑の多くはコレに属する。年齢に関係なく生じ、多発化、汎発化しやすい。関節やベルトなど圧迫される部位でケブネル現象を生じる。悪性貧血、甲状腺機能亢進症、悪性黒色腫、アジソン病などを合併することがある。
②皮膚神経文節型
神経支配領域に一致して片側性に発生するもの。比較的若年者に多い傾向がある。
原因
まだまだ不明な部分が多い疾患で、遺伝、自己免疫、生活習慣・環境、ストレスなどが原因と考えられている。
治療
PUVA療法、narrow band UVBの照射、ステロイド外用or内服、精神安定剤、ビタミンD3、病気との合併の場合は原疾患の治療などを考慮
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